媒介契約:毎年出題されている重要テーマ
媒介契約とは売主から依頼を受け、買主を見つける契約のことです
類似の契約に代理契約もありますが、契約を結ぶ権限の有無で媒介と代理の違いがあります
毎年出題されていて難易度も基本で解けるレベルがほとんど
媒介契約は毎年出題されており、また複数題出題された年も数回あるほどの重要テーマです。
難易度も基本を押さえておけば取れるものがほとんどですので確実に得点できるよう学習しておきましょう
基本の確認
媒介契約における理解度を確認するには以下の質問に答えられるが重要です
- 媒介と代理の違いを理解しているか?
- 一般媒介契約・専任媒介・専属専任媒介の違いを理解しているか?
- 媒介契約書面の記載事項を理解しているか?
- 指定流通機構への登録等の手続きについて理解しているか?
3つの契約形態のそれぞれの違いをよくよく理解しておく
媒介契約には3つの契約形態があり、その異同を問う問題が頻出です
ですので一般媒介・専任媒介・専属専任媒介のそれぞれの取扱いをしっかり理解しておきましょう
基本的な内容は以下の通りです。他の要素は以下の説明に準じた取り決めになっていますので、契約の基礎部分をよく理解しておくようにしましょう
- 一般媒介:他の宅建業者に重ねて依頼できる媒介
- 専任媒介:他の宅建業者に重ねて依頼できない媒介
- 専属専任媒介:他の宅建業者に重ねて依頼できず、自己発見取引もできない媒介
他の作成義務のある書面との違いもよく理解しておく
売買・交換における媒介契約は契約書面の作成と交付が義務付けられています
宅建業法にはほかに35条書面(重要事項の説明)と37条書面(契約書)も書面の作成が義務付けられているテーマもあり、また過去問にはこれら3種の違いを問う問題が出題されたこともあります
これら三つの共通点と相違点はしっかり意識して学習するように注意しましょう
理解度を確認するための過去問
以下に媒介契約の知識が要求された主な過去問を上げておきます(難易度が高すぎる問題や重要度の低い問題は除いています)
媒介契約に対する理解度を確認する場合は以下の問題を解いてみてください
- 平成28年 問題27
- 平成27年 問題28 問題30
- 平成26年 問題32
- 平成25年 問題28 問題30
- 平成24年 問題29
- 平成23年 問題31
- 平成22年 問題33 問題34
- 平成21年 問題32
- 平成20年 問題35
- 平成19年 問題39
- 平成17年 問題36
注意)このサイトは「宅建に合格する」ために必要な法律知識を記載したものです。そのため法律上の厳密性よりも分かりやすさを重視しています。また、この記事は作成時(2017年10月)に施行されている法律に則ったものです。法律は改正されることがありますので、各自で確認をお願いします。
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