法令上の制限の勉強のポイント

法令上の制限の概略

法令上の制限は

  • 都市計画法(2問)
  • 建築基準法(2問)
  • 国土利用計画法(1問)
  • 農地法(1問)
  • 土地区画整理法(1問)
  • 宅地造成等規制法(1問)
  • その他の法令による制限(数年に1度出題)

これらの法律に関する知識を問う科目です

法令上の制限の特徴

法令上の制限は暗記問題で、得意不得意が明確に分かれる科目です

配点としては全体で8点で、難易度も年によって基本レベルと細かい知識が問われるレベルの差が大きいのが特徴です

法令上の制限の目標点数

点数としては半分は得点したいところですが、あまり点数自体にこだわらず「基本的なレベルのものは確実に得点する」という意識で取り組むことをオススメします

都市計画法と建築基準法は出題範囲が広いため、基本は確実に押さえ、そこから先は

  • 暗記が得意かどうか
  • 他のテーマの進捗具合

この二つを考慮してどこまで勉強するかを決めておきましょう

その他のテーマは基本レベルでの出題が多いのでしっかりと押さえておくようにしましょう

法令上の制限の勉強法

初めに「どこまで」勉強するかをハッキリさせる

法令上の制限は試験の開催年によって問題の難易度の差が大きい問題が多いテーマです

ですので暗記が得意化不得意かで勉強の優先順位を調整しましょう

暗記が得意なら法令上の制限は得点源になる科目といえます

逆に暗記が苦手なら基本を押さえておいて、他の科目の勉強時間を確保したほうがいいかもしれません

勉強を始めるタイミングは遅めに

暗記科目はあまり早く勉強を始めても、人の記憶力の構造上どうしても時間とともに忘れてしまいます

ですので法令上の制限を本格的に勉強し始めるのは、「権利関係」や「宅建業法」の理解がある程度進んでからでいいと思います

早い時期に暗記問題の勉強を始めてもどうしても時間がたつと記憶に漏れが出て、自信の喪失なりかねないので、短期間で一気に覚えて試験に臨む方が結果的に勉強の効率が上がることになります

都市計画法と建築基準法の語句は必ず押さえておく

法令上の制限では「都市計画法」と「建築基準法」が難易度と重要性ともに1番といえます

両方とも毎年2問出題され、また出題範囲が広いため安定した得点を目指すとかなり広い範囲の知識を暗記する必要があります

また、この2問の知識は他の「法令上の制限」の問題の前提知識となっています

ですので、「法令上の制限」の勉強を始めたときは、まずは「都市計画法」と「建築基準法」の基本知識と語句を押さえておくようにしましょう

ただし、出題範囲が広く、試験ごとの難易度が安定しないため基本を確実に押さえて、深入りしすぎないことが重要です

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