手付金等の保全措置:毎年単体で出題されている

自ら売主制限とは宅建業者自身が売主となり、宅建業者ではない買主と取引を行う上での制限のことです

手付金等の保全措置とは一般消費者が宅建業者に渡した手付金や中間金を宅建業者がきちんと払い戻すことができるようにする手続きのことです。主に、銀行等との保証委託契約や保険事業者との補償保険契約などがあります

毎年単独で出題されている重要テーマ

自ら売主制限は宅建業法の中でも最重要テーマの1つですが、その中でも手付金等の保全措置は毎年単体で出題されるほどの重要テーマですので確実に押さえておきましょう

必要な知識量もそこまで多くないため、過去問を中心に学習を進めてテキストで全体像を確認するようにすると効率的です

基本の確認

自ら売主制限(手付金等の保全措置)における理解度を確認するには以下の質問に答えられるが重要です

  • 自ら売主制限の適用範囲を理解しているか?
  • 手付金の制度を理解しているか?
  • 保全措置が必要になる要件を理解しているか?
  • 手付金の限度額を理解しているか?

数字は正確に理解しておく

手付金は具体的な金額や割合などの数字の知識が重要となっています

これらの理解があいまいだとまず正解できない前提知識となっているので初めに学習するようにしましょう

金額の計算と正確な読解が正解のカギ

手付金等の保全措置は

  • 対象となる物件の金額
  • 手付金、中間金の合計額
  • 物件が完成前か、後か

この3つの要素から制限に違反しているかどうかを判断する問題が頻出となっています

ですのでこれら3つの要素は正確に読み取るように集中して読み取る習慣をつけるようにしましょう

理解度を確認するための過去問

以下に自ら売主制限(手付金等の保全措置)の知識が要求された主な過去問を上げておきます(難易度が高すぎる問題や重要度の低い問題は除いています)

自ら売主制限(手付金等の保全措置)に対する理解度を確認する場合は以下の問題を解いてみてください

  • 平成28年 問題43
  • 平成27年 問題40
  • 平成26年 問題33
  • 平成25年 問題40
  • 平成24年 問題38
  • 平成23年 問題38
  • 平成22年 問題41
  • 平成21年 問題39
  • 平成20年 問題41
  • 平成19年 問題34
  • 平成18年 問題39
  • 平成17年 問題42

注意)このサイトは「宅建に合格する」ために必要な法律知識を記載したものです。そのため法律上の厳密性よりも分かりやすさを重視しています。また、この記事は作成時(2017年10月)に施行されている法律に則ったものです。法律は改正されることがありますので、各自で確認をお願いします。

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