賃貸借:借地借家法との異同をよく確認しておく
賃貸借とは賃貸人が物を貸し、賃借人がその対価を払う契約のことです
宅地建物取引業の主要業務の土台となっているテーマの一つでありしっかりと理解すべきです
ほぼ毎年出題されていて確実に得点したいテーマ
賃貸借はほぼ毎年出題されています
また借地借家法との比較問題も多く出題されており、このテーマの理解が足りないと数問取りこぼす危険があるほどの重要科目です
基本の確認
賃貸借における理解度を確認するには以下の質問に答えられるが重要です
- 賃貸人の権利と義務を理解しているか?
- 賃借人の権利と義務を理解しているか?
- 敷金の取扱いを理解しているか?
- 転貸について理解しているか?
- 借地借家法との違いを理解しているか?
- 賃借権の譲渡について理解しているか?
- 賃貸人が変わったときの対抗要件を理解しているか?
- 問題文から事実関係を正確に把握できるか?
事実関係と時系列の正確な把握がカギ
賃貸借は問題文と選択肢に記された事実関係を正確に把握しているかがポイントになります
賃貸借は特に読み間違えを起こしやすい問題です
- 賃貸人
- 賃借人
- 転貸人
- 転借人
これらのように漢字が一字だけ違う単語が複数登場し、一つでも読み間違えをすれば事実関係が全く変わってしまいます
この段階で事実関係の把握を失敗すると解答に必要な知識を持っていても正解できません
ですので賃貸借の問題は常に2回以上読み返して本当に読み間違っていないかを確認する習慣をつけましょう
事実関係の正確な把握は問題を解いて慣れていくしかないので過去問等で数をこなすことが大事です
借地借家法との比較をしっかりしておく
民法の賃貸借は借地借家法の土台となっている分野です
ですので宅建でもその二つの比較問題が良く出題されます
- 借地借家法の適用範囲
- 存続期間
- 造作買取請求権
- 転貸の取扱い
- 対抗要件
などを中心に賃貸借と借地借家法の違いををよく理解しておくことが大切です
理解度を確認するための過去問
以下に賃貸借の知識が要求された主な過去問を上げておきます(難易度が高すぎる問題や重要度の低い問題は除いています)
賃貸借に対する理解度を確認する場合は以下の問題を解いてみてください
- 平成28年 問題7 問題8
- 平成27年 問題3 問題9
- 平成26年 問題7 問題11
- 平成25年 問題7 問題8
- 平成23年 問題7
- 平成20年 問題10
- 平成19年 問題14
- 平成18年 問題10 問題13 問題14
注意)このサイトは「宅建に合格する」ために必要な法律知識を記載したものです。そのため法律上の厳密性よりも分かりやすさを重視しています。また、この記事は作成時(2017年9月)に施行されている法律に則ったものです。法律は改正されることがありますので、各自で確認をお願いします。
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