大きく分けて3つの使い方がある

過去問の活用のしかたは大きく3つあります

  • 本番形式で解く
  • テーマごとに解く
  • 問題文に解説を書き加えてテキストにする

本番形式で解く

これは過去問1年分を試験時間と同じ2時間で解くという方法です

一番オーソドックスな過去問の活用法といえます

自分の実力を測ることができる

実際に試験本番で出題された問題を解くことで今の自分の理解度がどくれくらいなのかを確認できます

また解く速度がどれくらいかの把握もできます

試験時間2時間のうちで

  • 自分が最後まで解けたか
  • 見直す時間の確保ができるのか
  • 最後まで解くことができなかったか

自分が問題を全部を解くのにどれくらいかかるのかを把握しておくことはとても大事です

これを基に勉強の優先順位を決める

まさに勉強全体の土台となる重要な勉強法です

ですので定期的に理解度と解くスピードを計測して、全体の勉強計画を微調整するようにしましょう

まとまった勉強時間と集中できる環境が必要

方法だと2時間の勉強時間と集中できる環境を確保することが必要になります

試験時間を分割してもいいですが2時間は継続する集中力を鍛えるためにも最低でも1週間に1回は本番形式で試験を解くようにしましょう

テーマごとに解く

意思表示、抵当権など問題のテーマごとに問題を解く使い方です

テキストを事典代わりにしながら問題に取り組むなど様々な方法で解いていきます

重要分野や苦手分野を効率的に理解できる

重要科目や苦手科目に焦点を当てて取り組むことでより深く理解できるようになります

また数年ごとに出題される知識や表現があることが分かります

時間も一つのテーマに関して多くても10問程度なのでまとまった勉強時間が取れなくても取り組むことができます

あらかじめ該当する問題のピックアップが必要

テーマが各年度の過去問ごとにどこに出題されているかをあらかじめ調べておくなどの事前準備が必要です

主要テーマが出題された過去問の問題の番号を過去問分析の各ページに載せていますので参考にしてください

解説解答を書き込んで過去問をテキスト化する

過去問の問題文と選択肢に過去問集の解説や解答を書き込んでいく勉強法です

  • 選択肢の間違い部分を赤ペンで修正
  • 基本知識を問題文の余白に書いていく

過去問を自作のテキストに作り替えていく方法です

過去問はRETIOが公開しているものを印刷して使用します

外部リンク:宅建試験の問題及び正解番号表(直近3ヶ年)

問題を解くのではなく解説や解答を読み、その中で自分が必要と感じた解説を問題文の余白に書き

選択肢の誤りの部分に赤ペンで修正をかけいきます

 攻めの読書で理解度が深まる

テキストを読むときに気を付けないといけないのは受け身にならないこと

なんとなく読んでいると勉強した気になりますが読むだけではあまり頭に残りません

そういったときに大事なのが「出力」を念頭に置いて「入力」することです

自作テキストを作る過程で自分に必要な知識が何かを判断することで優先順位が何かを考えることになります

これが「出力(書き込み)」を意識した「入力(読書)」です

解説の中で「自分に必要なものが何か」を意識して実際に必要と感じた部分を問題文に「出力(書き込む)」

この一連の流れがテキストや解説を理解するうえでとても重要な工程なのです

オリジナルのテキストを作ることで後々の勉強が楽になる

勉強をする集中力や時間が確保できないときに自作テキストを流し読みすることで復習に活用することができます

市販のテキストだと試験全体に必要な情報を網羅している反面、その中で自分に必要な情報を探し出す手間がありますが

この自作テキストであれば「過去に必要になった知識」で「自分で必要だと判断した知識」だけが記載されているため自分に必要な情報だけを復習することができます

その日の時間と集中力で勉強法を選ぶ

勉強を続けていくとどうしても毎回一定の集中力を確保するというのは難しいものです

  • 疲れがたまっているとき
  • 他に気になることがあるとき
  • 勉強する環境を確保できないとき

こういったときに無理に集中力が必要な勉強をしてしまうとかえって逆効果になることも珍しくありません

そういったときは勉強の難易度を下げることを考えるべきです

高い集中力の時

  • 本番形式で過去問を解く

中くらいの集中力の時

  • テーマごとに問題を解く
  • 一度解いた問題の復習
  • 過去問のテキスト化

低い集中力の時

  • テキストの流し読み
  • 自作テキストの流し読み

などその時の自分のモチベーションで勉強のレベルを調整することが無理なく勉強を習慣化するコツです