過去問集ではなく過去問を使う
本番形式で過去問を解く時は過去問集を使うよりも、RETIOが無料で公開している過去問をダウンロードして印刷したものを使用することをオススメします
過去問を解く時は後で思考を辿れるように
宅建の試験時間は2時間で問題数50問を解ききる必要があります
また見直すことを考慮に入れると100分で全問解けることを目標にするべきです
そうなると1問あたり2分で解かなければならないことになります
ですので普段から過去問を早く解く訓練をする必要があります
そのためのコツは問題文に思考過程を書き込みながら解き進めていくことです
- 「正しい選択肢」と「誤った選択肢」のどちらを選ぶ問題か
- 選択肢のどこが「間違っている」のか
- 問題文の中の「事実関係」を図で表す
以上のことを頭の中だけで完結させずに実際に問題文に書き込むことで思考が整理され、また後で見直すときにも自分がどう考えたのかを振り返ることができるようになります
これは本番でいきなりできるようなものではありません。何度も訓練することで徐々に解く速度が速くなっていくものです
ですので本番形式で過去問を解く時は常に問題文に書き込む習慣をつけましょう
過去問集に書き込むと次から使えなくなる
問題を解く速度を早くするためには問題文に書き込む習慣をつける必要があるのですがこれを市販の過去問集で行うと次から使うときに以前の書き込みが邪魔になってしまいます
毎回消しゴムで消すのも時間がかかります。完全に消すことも難しい
ですので本番形式で過去問を解く時はその都度過去問を印刷するほうが得策です
印刷をする場合は問題1年分で25ページ印刷することになるので、印刷紙1枚に対し4ページ印刷するなどレイアウトを工夫することで消費する紙の枚数を減らすとよいでしょう
レイアウトを工夫すると縮尺が変わり、文字や余白が小さくなるため、自分に見合ったレイアウトを見つけるようにしてください
印刷した過去問を解き、過去問集の解説で答え合わせをする
RETIOが公開している過去問には解答はありますが解説がついていません。また過去問が出題された年代以降の法改正には対応していません
ですので、解いた過去問の答え合わせは過去問集の解答を見ながら行います
市販の過去問集の最新のものは現在施行されている法令に対応しているため、わざわざ自分で法改正を確認する必要がありません
当然、数年前の過去問集は出版以降の法改正には対応していないため、毎年買い直すのが良いと思います
過去問集があれば必要な解説を読むことができ、また法改正で解く必要のなくなった問題、改正に合わせる必要がある問題を確認できます
まとめると問題を解く時は
- 過去問は解くたびに印刷し
- 解答は過去問集を利用する
以上のやり方が一番学習効率が良い過去問の解き方といえます