目的をハッキリさせておく
何のために勉強するのか
多くの人にとって「合格するため」だと思います
だとしたら「合格するために勉強する」
このことをことを一度しっかりと認識しなくてはいけません
ほとんどの人が「当たり前のこと言ってる」と思うでしょう
ですが「勉強する」ことと「合格するため」に勉強することでは
やるべきことが全く変わってきます
完全に「理解」するには難しい民法
民法は1年で完全に理解できるような分野ではありません
法律系の学校に通って下積みがあるなら別ですが独学で初めて勉強するには量から見ても難易度から見ても現実的ではありません
しっかり勉強しようと思うなら専門書を読んで条文を読んでなどなどやろうと思えばいくらでも「勉強して」いられるのですが宅建の試験で民法の問題は大体が10問前後
宅建業法の半分しか割り当てられていないのです
それなのに条文の量は民法のほうがはるかに多い
切り捨てるには大きいいですが「完璧」を目指すにはあまりにも難易度が高いです
覚えるだけで問題は解けない
ただ覚えるだけでは問題を解くための知識になりません
条文を暗記してもどこが選択肢の正誤に関わる重要な部分なのか問題文を読んで即座に頭に浮かばないなら合格することは無理でしょう
そもそも問題を解くために必要なのは「条文」ではなく民法の「考え」
民法の理解度ある程度深まったら
もちろん「覚える」ことは勉強の大事な要素ですが「覚える」だけでは試験本番で「思い出せない」ことも多い
しかし民法の「考え」を理解していたら、そこから正解を導けることも少なくない
大事なのは「どこを」「どこまで」やるかの見極め
以上の理由から
ただ「勉強した」だけではたとえ毎日3時間欠かさず1年間勉強したとしても合格することは難しいでしょう
怖いのは「勉強した」充実感は得られるのでそれが合格に繋がっていないことに気付きにくいことです
合格することを目的にするならば
- 勉強する分野は「出るとこだけ」
- 目指すのは満点ではなく「合格点」
この二つの目標をハッキリ決めておく
そうすれば自然と残された時間でやるべきこととできることがはっきりします
そしてそれを少しずつ確実に実行していく
そうすれば――
合格は決して難しいことではない
しかし
やるべきことの取捨選択を間違ったら5年10年あっても合格には届かない
そのことをしっかり胸に刻んでおくことが大事です