マークすべき部分
「マークする」とは問題文や選択肢の重要な部分にしるしを付けることです
具体的には以下のようにして他の記述よりも目立つように書き込むことです
- アンダーラインを引く
- 四角で囲む
- 「☆」などのマークを書き込む
マーキングの手法
効率よく学習を進め、また試験本番でも見直しの効率を上げるためにも「マークする」テクニックは重要です
重要性の判断は練習なしにいきなり本番でできるようになるものではないので、普段から問題を解く時は重要表現にマークを付ける習慣をつけておきましょう
マークしすぎないように注意
問題文の重要部分をマークすることは重要ですが、マークの量が多すぎると本当に重要な部分がどこかが分かりにくくなってしまいます
重要表現の中で何をマーキングすべきかは普段の勉強で自分に合った量を確認しておくといいでしょう
目安としては問題文とそれぞれの選択肢につき、それぞれ二ヶ所程度が見直しの時確認しやすいマークの量だと思います
- 絶対にマークが必要な場所で1ヶ所
- 問題の判断に必要な個所で1ヶ所
以上で合計二つくらいを目安にマークしていくといいでしょう
必ずマークをしておく部分
以下の3つは必ずマークした方がいい部分です
問題文では以下のどちらかにマークを入れます
- 「正しい選択肢」を選ぶ問題ならそれが分かる記述
- 「誤った選択肢」を選ぶ問題ならそれが分かる記述
選択肢では以下の場所にマークを入れます
- 「誤っている」と判断した部分
これらの記述は見直すときに必ず確認する必要がある部分です
ここにマークが入っていないと問題文も選択肢も頭から読み直す必要が出てきて、大きな時間のロスになってしまいます
「選ぶべき選択肢」が分かる記述には必ずマークを入れる
ケアレスミス(不注意によるミス)の主な原因の一つに「問題のはき違え」があります
「正しい選択肢」を選ぶ問題で「誤った選択肢」を探す
「誤った選択肢」を選ぶ問題で「正しい選択肢」を探す
問題の前提条件を間違えたらまず正解することは不可能です
もちろん理解度がある程度あれば、選択肢を検討している間に「おかしいな」と思って問題文を読み返すのですが、それでも時間のロスにつながってしまいます
ですのでこういった基本的な情報こそ見返すときにどこに記述しているかすぐに分かるように必ずマークしておくようにしましょう
自分が「誤っている」と判断した部分は必ずマークを入れる
人間は基本的に頭の中で考えただけのものはすぐに忘れてしまいます
ですので一度解いた問題の答え合わせをしたとき、自分が「どう判断して」選択肢を選んだのかは、まず思い出せません
こういったとき自分がどこで「正誤の判断」をしたのかをマークしておけば自分が重要と判断したところが後で見直した時分かるようになります
復習するときにも有効に活用できる
普段の勉強から問題文で自分が重要と判断した部分をマークしておくと、あとあと解いた過去問自体が有効なテキストになります
例えば一度自分が解いた問題を読み返したときに
- 自分がどこを重要と判断したのか
- 実際の問題ではどこが重要な部分になることが多いのか
この二つがズレているか、あるいは合っているのかが確認できます
このこのズレを定期的に確認するようにすれば、「自分が重要だと判断する部分」と「実際の試験で重要になる部分」が合致していくようになります
ですので、普段の勉強でも問題の重要部分は必ずマークするようにしておきましょう
マークしておいた方がいい部分
次の2つはマークが必要な可能性がある部分です
- 「ひっかけ問題」ならそれが分かる記述
- 事例の中の4W
上記の4Wとは
- Who(誰が、誰に)
- When(どのタイミングで)
- What(何を)
- Where(どこで、どこに)
のことで問題文の事例の構成要素のことです
これらは問題を整理するためにマークするといいのですが、全部を必ずマークすると逆に文章が読みづらくなるので必要な量は自分で調整するようにしましょう
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