物権変動:基本を押さえて確実に正解したいテーマ

物権変動とは所有権などの権利が移動した時に最終的な権利者を決める問題です

出題頻度の高いテーマ

出題頻度は2年に一回程度です

難易度は基本を押さえておけば確実に正解できるものがほとんどです

意思表示や時効、相続といったテーマと関連が深いのでそれらと合わせてしっかりと理解しておきましょう

基本の確認

物権変動における理解度を確認するには以下の質問に答えられるが重要です

  • 事実関係を正確に把握できているか?
  • 時系列を正確に把握できているか?
  • 登記がなくても対抗できる相手は誰か?
  • 意思表示の基本を理解しているか?
  • 解除の基本を理解しているか?
  • 時効の基本を理解しているか?
  • 相続の基本を理解しているか?
  • 取消しと解除の違いを理解しているか?

事実関係の正確な把握がカギ

物権変動の問題は問題文と選択肢に記された事実関係を正確に把握しているかがポイントになります

  • 登場人物は当事者なのか? 第三者なのか?
  • もともとの権利者は誰か?
  • 現在権利を主張しているのはだれか?
  • 登記を備えているのは誰か?
  • 取消し、解除、時効、相続のタイミングはいつか?

こういったところの把握があいまいだと解答に必要な知識を持っていても正解できません

事実関係の正確な把握は問題を解いて慣れていくしかないので過去問等で数をこなすことが大事です

複数のテーマと関連が強い

物権変動は様々な権利変動と登記の関係を扱う問題です

そのため基本的に他のテーマと登記の関係の理解を問う問題になっています

ですので物権変動を理解したい場合はそれらのテーマの問題の基本を理解しておかないと混乱することになります

なので物権変動を勉強する場合は以下のテーマを先に勉強するか、あるいは同時進行で進めることをオススメします

  • 意思表示
  • 解除
  • 時効
  • 相続

理解度を確認するための過去問

以下に物権変動の知識が要求された主な過去問を上げておきます(難易度が高すぎる問題や重要度の低い問題は除いています)

物権変動に対する理解度を確認する場合は以下の問題を解いてみてください

  • 平成28年 問題3
  • 平成24年 問題6
  • 平成23年 問題1
  • 平成22年 問題4
  • 平成20年 問題2
  • 平成19年 問題3
  • 平成19年 問題6
  • 平成17年 問題8

注意)このサイトは「宅建に合格する」ために必要な法律知識を記載したものです。そのため法律上の厳密性よりも分かりやすさを重視しています。また、この記事は作成時(2017年9月)に施行されている法律に則ったものです。法律は改正されることがありますので、各自で確認をお願いします。

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相続:相続と登記の問題が良く出題されている