クーリング・オフ:単体で出題されることが多い重要テーマ
自ら売主制限とは宅建業者自身が売主となり、宅建業者ではない買主と取引を行う上での制限のことです
クーリング・オフとは消費者に不利な状況での申込や契約をした場合に損害賠償や違約金などのペナルティなしに取り消すことのできる制度です
毎年1問は単体で出題されている重要テーマ
自ら売主制限は宅建業法での最重要テーマの1つです
自ら売主制限全体の出題数は多い年では4問以上ということも珍しくありません
特にクーリング・オフは単体で出題されるほどの重要テーマですので確実に抑えておきましょう
基本の確認
自ら売主制限(クーリング・オフ)における理解度を確認するには以下の質問に答えられるが重要です
- 自ら売主制限の適用範囲を理解しているか?
- クーリング・オフの制度の意味を理解しているか?
- 期間の長さを理解しているか?
- 場所の要件について理解しているか?
- 起算日について理解しているか?
- クーリング・オフの効力発生のタイミングを理解しているか?
起算日と期間、場所の判断は正確に
クーリング・オフの問題にはよくクーリング・オフが適用できるかの可否を問う問題が出題されます
その時に重要な要素の一つが期間と場所です
- クーリング・オフが可能となるタイミングはどこか?
- クーリング・オフの期間の長さがどれくらいか?
- クーリング・オフの適用できるのは申込か契約か?
- どこで申込を行ったのか?
などを正確に理解していないと正解できないので正確に理解しておきましょう
クーリング・オフができなくなる要件の判断を正確に
クーリング・オフは適用できる状況を問う問題と同じぐらい適用できない状況を問う問題も出題されます
- 物件の引き渡しが完了しているか? 未完了か?
- 代金の支払いは全額完了しているか? 未完了か?
これらの状況でクーリング・オフが可能かどうかが変わってくるのでよくよく読み込むようにしましょう
理解度を確認するための過去問
以下に自ら売主制限(クーリング・オフ)の知識が要求された主な過去問を上げておきます(難易度が高すぎる問題や重要度の低い問題は除いています)
自ら売主制限(クーリング・オフ)に対する理解度を確認する場合は以下の問題を解いてみてください
- 平成28年 問題44
- 平成27年 問題39
- 平成26年 問題38
- 平成25年 問題34
- 平成24年 問題37
- 平成23年 問題35
- 平成22年 問題38
- 平成21年 問題31
- 平成20年 問題39
- 平成17年 問題41
注意)このサイトは「宅建に合格する」ために必要な法律知識を記載したものです。そのため法律上の厳密性よりも分かりやすさを重視しています。また、この記事は作成時(2017年10月)に施行されている法律に則ったものです。法律は改正されることがありますので、各自で確認をお願いします。
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「過去問分析」の記事
自ら売主制限(全般):宅建業法の中でも最重要テーマの1つ。クーリング・オフの知識が含まれた問題が出題されることも
自ら売主制限(手付金等の保全措置):クーリング・オフと同様、単体で出題されるほどの重要テーマ。