五問免除問題の勉強のポイント
五問免除問題の概略
五問免除問題は
- 住宅金融支援機構法
- 景品表示法
- 統計に関する問題
- 土地に関する問題
- 建物に関する問題
以上の五つの問題で構成された科目です
点数は5問となっています
五問免除問題の特徴
難易度としてはそこまで高くはなく、暗記科目が多いです
また宅建登録講習の受講資格を持っている人は講習を受ければ、解答を免除されるのが特徴です
宅建登録講習
受講資格
受講資格は以下の通りです
- 宅地建物取引業に従事しているもの
- 従業者証明書を提出できるもの
以上の二つを満たしていることです
宅地建物取引業に従事していることが証明できる人であれば、実務経験や具体的な業務内容は問われません
宅建登録講習を受けるかどうかは早めに検討する
宅建登録講習を受講すれば五問免除問題は免除されます
しかし、登録講習の修了証明書を得るには時間もお金も必要になってきます
- 時間に関しては事前の通信講習と10時間のスクーリング
- お金に関しては1~2万円の受講料が必要になります
また登録講習の申込期間は宅建本試験の申込期間よりも早く締め切られるため、受講する場合はかなり早い段階で検討する必要があります
暗記問題が得意なら登録講習の効果は低め
宅建登録講習を受講する場合、最低でもスクーリングに10時間、事前の通信講習と通学時間を考えるとそれ以上の時間を講習に費やすことになります
暗記が得意なら同じ時間で五問免除問題の勉強をすれば、同程度の点数を取ることも可能でしょう
- 暗記問題に自信がなく、確実性を選ぶなら登録講習を受けることを
- 暗記問題に自信があるなら自力で解くことを選ぶことを
五問免除問題の勉強法
自力で解くなら、勉強は試験の直前で充分
主要な四科目の中で五問免除問題は一番最後に勉強すればいい科目です
- 「権利関係」「宅建業法」
- 「法令上の制限」
- 「五問免除問題」
以上が科目ごとの勉強の優先順位です
五問免除問題は「模試の直前」と「本試験の直前」のタイミングで始めるくらいでちょうどいいでしょう
知識がなくても判断力で解ける問題も多い
五問免除問題の「景品表示法」と「土地に関する問題」は知識以上に判断力が重要になってきます
景品表示法は消費者が不利益を被らないための、宅建業上の広告する上での「責任を義務」を問う問題です
なので「責任と義務」が果たせるかを基準に選択肢を判断していけば、選択肢の判断が可能になります
また「土地に関する問題」には宅地として活用する上での、土地の安全性を問う問題が頻出です
これも「無条件に安全」な土地が存在するかどうかを考えれば、選択肢の正誤判断の助けになります
ですので知識を覚えることと並行して、それぞれの選択肢が
- 「法律の目的を満たすか」
- 「現実として成り立つかどうか」
以上の観点で判断する習慣をつけるようにしましょう
また注意点として「統計」の問題は過去問を解いても意味がないので、ネットや白書で最新の統計情報を確認するようにしましょう