制限行為能力者:基本を押さえておきたいテーマの1つ
制限行為能力者は法律行為行う上で「その能力に制限」のある人のことです、関連する項目として意思無能力者もこのテーマに含まれます。
単体での出題頻度はそこそこ
制限行為能力者に関する問題は大体2~3年に1回程度です
出題の難易度も基本を押さえておけば取れる問題がほとんどなのできちんと押さえておきたいテーマです
そして意思表示や代理、物権変動などの問題の中にも登場しています
基本の確認
制限行為能力者における理解度を確認するには以下の質問に答えられるが重要です
- 制限行為能力者の種類を把握しているか?
- 制限行為能力者のの保護者権限を把握しているか?
- 制限行為能力者の取消しできる法律行為を理解してるか?
- 相手方を保護する手段は何があるか?
- 意思無能力者について理解しているか?
- 取消しと無効の違いを理解しているか?
出題される内容は基本的なものが多い
制限行為能力者が主題の問題は基本的なことを押さえておけば得点できるものが多いです
以下の項目を未成年者、成年後見人、被保佐人、被補助人とそれぞれの保護者ごとに把握しておきましょう
- 保護者に認められる権限について
- 取消しできる法律行為について
また制限行為能力者の相手方が保護される方法や事例を覚えておきましょう
ほかのテーマでも制限行為能力者の知識は必要
制限行為能力者や意思無能力者に関する知識は他のテーマの問題でも必要となります
特に意思表示、代理、物権変動の選択肢に出てくることが多いので関連性をしっかり理解するようにしましょう
理解度を確認するための過去問
以下に制限行為能力者の知識が要求された主な過去問を上げておきます(難易度が高すぎる問題や重要度の低い問題は除いています)
制限行為能力者に対する理解度を確認する場合は以下の問題を解いてみてください
- 平成28年 問題2
- 平成22年 問題1
- 平成21年 問題2
- 平成20年 問題1
- 平成17年 問題1
注意)このサイトは「宅建に合格する」ために必要な法律知識を記載したものです。そのため法律上の厳密性よりも分かりやすさを重視しています。また、この記事は作成時(2017年9月)に施行されている法律に則ったものです。法律は改正されることがありますので、各自で確認をお願いします。
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意思表示:二つとも不完全な意思表示を取り扱ったもの
代理:制限行為能力者が代理人になった場合の知識を問う問題が出題されている
物権変動:過去問の中に制限行為能力者の知識を問う問題が出題されている